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ラグビースクール(その3)

前述した通り、コーチは全てボランティアであり、サッカーや野球にように平日の放課後や土日をフルタイムで練習することは到底出来ない。この二大勢力に立ち向かうためには、彼らと同じことをしていたのでは勝負にならない。スクール生確保の為には、サッカーや野球には無い優位性の打ち出しを図る必要があるのだ。

そこでこのスクールは、徹底した「均等チーム構成策」を貫いている。小学生の交流試合や県大会では7人制や9人制で試合を行う為、当スクールは学年毎に2~5チームに振り分ける。他スクールではベストなメンバー順にA,B,Cとチーム構成を組んでくる。しかし、当スクールは全て均等にメンバーを構成するというのが方針なのだ。要は週1回の練習で「平等」に実力を判断することは不可能で、子供達の運動能力だけを判断基準にランク付けするのは乱暴だという考えなのだ。

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これだと全ての子供達が平等に試合に出場できる。サッカーや野球のように、試合に来たけど応援だけで終わってしまうなんてことはない。運動神経の良い子も悪い子も、痩せた子も太った子も、全員ピッチの上で試合を体験出来るのだ。可愛い我が子を預ける親御さん達にとっては嬉しいシステムと言えるだろう。

だが、本当にこのやり方が平等なのだろうか?平等かもしれないけど、必ずしも公平ではない気がする。また、このやり方で試合に勝てれば良いのだが、ベストメンバーを揃える他スクールには全く歯が立たないこともある。そうした時に危惧されるのが、「勝てないから面白くない」、「ベストメンバーなら勝てるのに」と塞ぎこんでしまうことだ。それがエスカレートすると、「辞めたい」となりかねない。

子供達が成長していく過程で必ず競争することに直面する。競争する中で多くを学ぶ。例え、Bチームになっても、その理由を明確に親、子供に伝え、どうすればAチームに入れるかを指導してあげれば良い。Aチームには常に降格の危機感を与え、プレッシャーをかける。そしていつでも入れ替えのチャンスを持たせてあげる。そうすることで子供達は自分で考え、向上心を養い、努力することを学ぶ。親はその手助けをしてあげれば、親子のコミュニケーションも図れるだろう。

繰り返すが、コーチは全てボランティアである。私のような一父兄が理想を語るのは容易いことだ。それを前提に、個人的な勝手な考えを述べさせてもらった。コーチの方々には最大の敬意と感謝の念を表しながらも、常に何が子供達にとってベストなのかを、変化を恐れずに、対応して頂きたいと願うばかりである。

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